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The art fair + plus-ultra 2016

40歳以下のディレクター個人を出展単位とする“ultra category Term2”へ
小林優佳/Gallery Pepin 出展

2016/12/22(木)~12/25(日) 11:00~20:00 入場無料
【会場】スパイラルガーデン
【出展ブース】№10
【コンセプト】視覚/VISION
【アーティスト】
フォトグラファー 坂中雄紀/Yuki SAKANAKA
美術家 吉野もも/Momo YOSHINO
画家 渡辺有葵/Yuki WATANABE

吉野 もも/Momo YOSHINO
<参考作品>
猛虎図
1884×520㎜
アクリル絵の具、掛軸
同シリーズの新作を展示致します

睡眠中以外は、自己を取り囲む環境を見て又視覚で感じて、生きています。「見る」とはどういうことなのか、アートを通じて考えてみると、新たな発見がありそうです。
“「視覚/VISION」と題した今企画は、ありふれた日常の片隅の“みつけた”をトリミングするフォトグラファー・坂中雄紀” “2次元を3次元に見せるトリックで鑑賞者の視覚を遊び、環境まで変化させる美術作家・吉野もも” “眼に見えない感覚や感動を視覚化する画家・渡辺有葵”の3名により構成致します。
アーティストそれぞれのテーマは異なりますが「視覚」をテーマに結び付けることで、生を受け、光を感じた瞬間から見ることをしてきた私たちの「視覚」への再認識となることでしょう。そしてそのことで「見る・眼 →認識する・脳→ 感受性に響く・心」この連動したシステムがより深く作動する潤滑油となれば幸いです。

坂中雄紀は1983年長崎県生まれ、歯科技工士を経験した後、写真スタジオへ就職し写真技術を磨きました。現在は写真家・藤森武氏に師事しています。異色の経歴を持つ坂中ですが「写真も歯科技工士も、色・形・質感を表現(再現)するために、ものを見るという点は同じであると思う」と語ります。坂中は日常の、たとえばスタジオへの通勤中、休日の散歩道、銭湯までの道すがら・・・持ち歩く35㎜のフイルムカメラのシャッターを切ります。特別なことは求めず、坂中の持つテンポと構図の法則でトリミングした日常には、ときに安堵やユーモアさえも感じるメタファーが潜んでいます。

吉野ももは1988年東京都生まれ、多摩美術大学絵画学科油画専攻を卒業後、東京芸術大学大学院美術研究科油画専攻へ入学、2015年に修了し現在に至ります。在学中から個展・企画展・パフォーマンス等、精力的な制作発表を続けています。吉野の作品は視覚的な仕掛けを使い、絵画(平面)という二次元の世界で三次元の世界を描き出し、それを配置する環境の中で現実世界とミックスした異空間を発生させてきました。鑑賞者はその技術と発想に驚くとともに、現実と異空間の狭間で揺れ動く好奇心を膨らまさずにはいられないでしょう。近年では、写真に描き込み、写真の中の世界に異空間を創り出すシリーズも制作しています。

渡辺有葵は1981年静岡県生まれ、2006年に日本大学大学院造形芸術専攻を修了し、その後も個展・グループ展・公募展等、意欲的に制作発表を続けています。眼に見えないものを視覚化する表現に挑戦しているアーティストが数多いる中で、渡辺はずばり「無重力の視覚化」に挑んでいます。根底には音楽の感動体験があり、その体験を視覚化したいというところからはじまりました。人の感動や自然のエネルギーにも重さがないことに気が付き、“無重力”というテーマに行き着いたと言います。キャンバスに油彩で、ピンクが基調の画面には縦横無尽にモチーフが行き交い、模様のような物体が浮かんでいます。眼前に浮かぶ物体で鑑賞者自身の立ち位置を意識させ、その奥に広がるストーリーの迷宮へ誘います。常日頃に潜む喜びを見る、非現実の異空間を見る、無重力を見る。「視覚/VISION」お楽しみ下さい。

坂中 雄紀/Yuki SAKANAKA
視覚の中の視覚
420×297㎜
インクジェットプリント

渡辺 有葵/Yuki WATANABE
CROSSROAD
727×910㎜
oil on canvas



来場者数13000人!!

はじめてのアートフェア
無事に終了致しました

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