会期：2024/7/5(金)～7/16(火) 11:00～18:00 ＊7/6(土)・13(土)～19:00までオープン ＊水曜・木曜休廊
会場：柳沢画廊 さいたま市浦和区高砂2-14-16-2.3F 048-822-2712
企画＆運営：Gallery Pepin 090-9955-4275 info@gallery-pepin.com
このたびGallery Pepinは、2024/7/5㈮より「コヤマイッセー個展 －Gordian Knot－」を企画致しました。会場はJR浦和駅西口から徒歩6分の柳沢画廊です。
埼玉県では初個展となるコヤマイッセーは、1980年に東京都墨田区に生まれ、2004年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業し、精力的に制作及び発表を続け現在に至ります。
コヤマの作品は、多色使いの色鮮やかさと意味ありげなモチーフたちが織り成すストーリー性が魅力です。それらは幼少期の体験や神話、自身が関心を持つ文化人類学などから着想し、構成されています。時々現れる合体しているモチーフでも示すように、「アニマとアニムス（女性像と男性像）」「希望と絶望」「幸せと悲しみ」「生と死」など、真反対の事象について取り上げ、鑑賞者の脳裏に焼き付くメッセージを絵画というカタチで提言して来ました。
本展では「自然と人間」や「自と他」の断絶についての考察を、大作含む約40点で見せていきます。会期中には対話型鑑賞会やアーティストトークも予定しております。ご高覧のほど、よろしくお願い致します。
初めて料理をしたのは小学3年生の6月だった。野菜を切って煮てブイヨンを入れればできるポトフだったと思う。じゃがいもを無事に切り終えて次はソーセージを切っていく。
その時僕はソーセージと間違えて自分の中指を切ってしまった。
昔、ゴルディオンに立ち寄ったヨーロッパの王が「この結び目を解くことができればアジアの王になれる」と伝えられていた結び目を剣で断ち切ってしまった。僕はこの神話を人間と自然の分断、自分と他の分断を象徴するような話だなと思った。
他と思えば切れるが自分と思えば一刀両断することはそう簡単ではない。その心の難しい
有り様は現代で必要とされているものではないか。「ここからは他」という明瞭な断絶を作ることで人間は今まで発展してきたが、それはまだこの先も続いていくのだろうか。
僕の中指にはまだ切断しきれなかったが故に傷が残っている。
1980 東京都墨田区生まれ
2004 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業
2018 個展 「【pepin at arca】PROJECTS Part.6 コヤマイッセー」 青山/Beuty Parlor arca 企画:Gallery Pepin
2020 さいたま国際芸術祭2020 Sightama Art Action Exhibition 旧大宮図書館
2020 個展「アートの今」展 富山県小矢部市/アートハウスおやべ
2020 個展「ゴミ捨て場から眺める」 日本橋/JINEN GALLERY
2020 グループ展「カナタのてざわり」 両国/ART TRACE GALLERY
2021 個展「』共犯関係のメビウス『」 日本橋/JINEN GALLERY
2022 個展「語るを物す」 日本橋/JINEN GALLERY
2023 グループ展「noon」 渋谷/渋谷ヒカリエ
2023 個展「Polaris-ボク-Polaris」人形町/ JINEN GALLERY
2024 個展「鮮やかな線を歩く」 両国/Gallery Dalston
2024 日比谷OKUROJI アートフェア2024
他多数
―入選・受賞歴―
2017 宮本三郎記念デッサン大賞入選(2019年、2021年も同様)
2019 第２回アートハウスおやべ現代造形展 大賞
2021 第37回福井サムホール大賞展 佳作
2022 メタセコイヤキョウマチボリアートフェア 服部滋樹レコメンド
2023 Osaka Indecompe ターナー賞
